-
銀行の担当者の重要な仕事の一つが、格付けという仕事です
-
2012.05.04 Friday 06:54
銀行の担当者の重要な仕事の一つが格付けという仕事
どうしたら融資を受けられるか、銀行と上手に付き合えるか、
それは、敵を知り、己を知ることで百選危うからずになります。
敵(銀行)を知るとは、銀行の組織、融資の意思決定の、プロセスなどを、知るということですが、
最も重要なものとして、格付けになります。
己を知るとは、自社や大家さん自身の現状、
特性をつかんだ資金繰りです。
銀行交渉は、格付け対策1点につきます。なので、銀行とのコミュ二ケーションは、
十分にとることが重要です。
そしてこのコミュ二ケーションの中でも、
特に決算書の中身の説明が最重要となります。
したがって、決算書の提出をするときは、より具体的に決算書の中身(内容)の増減については、
話さなければなりません。
担当者が情報を必要とするのは、決算書をもらった後に、
格付けをする仕事のためです。
銀行との交渉能力は、敵を知り、
己を知った上での、格付け対策になります。
つまり決算書で会社や個人事業主の評価は、
ほぼ決まってしまいます。
格付けには1次評価である定量評価(決算書評価)と、
2次評価の定性評価(経営者面接、人物評価)と、
3次評価(自己資本比率、債務超過危険度の有無など)で行われ、
定量評価(決算書評価)の占めるウエイトが、
75%〜85%と言われています。2次評価の、定性評価は10%前後のウエイトで、
残りを3次評価になってきます。
会社や個人事業主の実態を、銀行の担当者がテェックし、
スコアリングで、最終的に格付けが決定されます。銀行では、会社や個人事業主の決算書を入手すると、
銀行内部で、コンピューターに決算書の登録が行われ、
同時に財務スコアリングモデル(決算書の採点基準)を、
用いた定量評価が行われます。
定量評価は、決算書に記載された勘定科目、
金額を手を加えることなく、客観的に、また自動的に評価し、
入力情報は決算書のみで、そこには恣意が入り込む余地がありません。
決算書で会社や個人事業主の評価はほぼ決まるといっても、
直前の1期分だけで評価するのではなく、
通常、3期分の決算書を総合的に評価しますので、
突発的に損益が出ただけである場合などは、直ちに、それだけで評価が上がったり下がったりすることはありません。
格付けの仕方を銀行員に訪ねても、教えていただけませんが、
銀行が格付けをするうえでの、財務スコアリングモデルは、
業種ごとにデフォルト(債務不履行)率の算定に有効な、
各種財務指標を選択し、債務者の信用状況を数値化しています。その財務指標の配点の重要度割合は、1次評価で言えば、
収益性30点、安全性40点、返済能力評価30点になっています。
属性の低い人の審査対策
銀行から融資を受ける最善(最良)の方法
銀行の担当者の重要な仕事の一つが、格付けという仕事です
コインランドリー2店目を出店したいがお金がない
スポンサーリンク
リフォーム費用を修繕費にするか資本的支出にするか
コインランドリー店経営失敗の原因
貸借対照表の書き方(不動産用)個人事業と法人
不動産の複式簿記の書き方(確定申告の注意点)
確定申告の勘定科目
借地権付き物件銀行ローン
減価償却費は、建物と設備を分けると前倒しで償却できる
住宅ローン繰り上げ返済、投資用ローン繰り上げ返済
不動産所得 簡易簿記の書き方
サイト内検索カスタム検索
-
Comment
- コインランドリー失敗(土地があるからコインランドリー経営をやってもいいのでしょうか)
コインランドリービジネスはフランチャイズに加盟すべきか
白色申告の書き方 不動産所得用
日本政策金融公庫でリフォーム資金を借りる
減価償却期間について(手すり1〜3年、アパート駐輪場10年等)
土地等を取得するために要した借入金の利子
スポンサーリンク