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不動産投資では投機的利益を狙ってはいけない
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2012.10.12 Friday 05:15
不動産投資では投機的利益を狙ってはいけないあれこれ
大家さんにとっての不動産投資とは、自らの創意と工夫と労働力投入によって、
経済活動をして利益を得るために、
必要な資金を投下することであって、
苦労せずに利益を手に収めようとすることではないはずです。
不動産投資は不動産賃貸業という事業を行うことによって、
得られる利益を追求することが目的であって
決して、投機的利益を狙うものではないと思うのです。
したがって大家さんの余剰資金の運用は、ミドルリターン狙いの、
元本保証が大原則です。というわけで、投機的な資金運用ではありません。
手持ちの資金を元手にして、さらに、銀行から融資を受けて格安に物件を買う。
そして利益を乗せて転売するという発想は、どこからも生まれてこないと思います。
不動産を転がすような金儲けは、もはや大家とは呼べません。
不動産賃貸業という大家さんの仕事とは、
泥臭い作業で、決して派手ではありません。このような仕事は、面白味がないといわれますが、
自分で働いて稼いだものしか本当の利益ではありませんので、
投機でいくら利益を上げても、それは浮利であって身に付きません。
勝ち組大家さんは、先見性があったのでもなんでもなく、
時勢に流されるような投機をしなかったということでしょう。投機というのは、マルチゲームと言われるように、
基本的に他の者の犠牲の上で成り立つ投機的利益を得ることです。みんなが勝つことはありえないんですね。
なので、もし投機的な利益を得たとしても、
それは、世の中に対して、
新たに価値を作り出したことにはなりませんので、
身に付かず、注意する必要があります。
本当の経済的価値は、人間や社会にとって、
プラスになるような価値であって、投機的活動によって、
増加するわけではないということを心得る、
これが大事ですね。
大家さんの使命は、柔軟な発想で事業活動を行い、新たな価値を生み出し、社会の進歩発展に貢献するものです。
そのような活動の成果として得られる利益を、本当の事業活動によって得た利益ということで、
大家さんが、追求するべき真の活動と考えます。
投機的利益の追及は、射幸心をあおるような、ゲーム的性格を強く含むためか、
不幸にして、多くの人をひきつけるのですよね。
何ら創造的な活動でない投機が、たちまちのうちに、
人を夢中にさせる魔力を持つのが怖いところです。
しかしその魔力に負けて、家族を不幸にさせることがないよう、
大家は、あくまで自分の原理原則を堅持し、何が正しいのか、
大家の役割とは何かというところを踏まえて、
慎重に経営をしていくことだと考えます。
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